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『地政学の逆襲 「影のCIA」が予測する覇権の世界地図』 世界情勢と地理的要素の関係

地政学の逆襲 「影のCIA」が予測する覇権の世界地図

地政学の逆襲 「影のCIA」が予測する覇権の世界地図

 

著者によると世界の未来は地理に縛られた状態によってますます混迷を深めるという。そして、今後の世界はアメリカが優位を保ちつつも、混沌が進み紛争的になると結論づける。この考察は地理的要素が地政学を語るうえで最も重要な切り口だと考える著者の信念にもとづいている。

たとえば、「運命論を語るわけではないが、国や地域がたどってきた歴史と地理的事実をひもとくことで、今起きている出来事ととの関係が明確になり、先を知る手がかりも得られる」

一方で著者は次のような期待も寄せている。「地理は人間にとっての「運命」なのだが、それは人間の「(政治的な)意志」で乗り越えられる」