ざっくりノンフィクション

最近読んだ本をざっくり紹介。ノンフィクション中心。

『トリセツ・カラダ』わかりやすいカラダの教科書

トリセツ・カラダ

トリセツ・カラダ

 

肝臓の位置はどこだろう?どういう機能が備わっているのだろう?そもそも他の臓器の位置関係も含めて、カラダの内部はどうなっているのだろう。即答できる人は案外少ないかもしれない。自分のカラダについて、わかっているようでわからなかったりする人は意外と多いはずだ。そんなときは本書にあたればいい。小学生でも読めるような文体、わかりやすい説明、豊富なイラスト。この種の入門書の中でダントツの分かりやすさだと思う。

たとえばカラダの構造について。著者はそれを「ちくわ」に例えてみせる。ヒトのカラダの真ん中には、口から肛門までつながっている消化管という穴があるのがその理由らしい。このようなユニークな説明が次々と飛び出してくる。読み進めるたび「そうだったのか!」という新たな発見がある一冊。