『チョコレート語辞典』チョコレートのバイブル
チョコレート語辞典: チョコレートにまつわることばをイラストと豆知識で甘~く読み解く
- 作者: Dolcerica香川理馨子,千住麻里子
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2016/10/05
- メディア: 単行本
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チョコレート尽くしの絵辞典である。「いつしかチョコレートを食べて楽しむだけではなく、絵と文がいっぱいのチョコレートの本をつくることに胸を膨らますようになっていた」と語る著者は、チョコレート大好きのイラストレーター兼ライター。
50音順にチョコレートの種類、歴史、人物などチョコレートにまつわる言葉がズラリと並んでおり、一つひとつにかわいいイラストとやさしい解説が添えられている。堅苦しさは全然感じない。どのページから読んでも存分に楽しめる。
随所に設けられたトリビア的なコラムも楽しい。チョコレートメーカー各社で使われている略語を紹介するコラムでは、明治の社内で「明治ミルクチョコレート」の愛称は「ミルチ」、「きのこの山」と「たけのこの里」をセットで「きのたけ」、チロルチョコの社内では、カカオマスの入ったチョコレートを「クロチョコ」、森永製菓の工場内では「カカオマス成分◯%」を「マス分◯%」と表現するそうだ。
もちろんこんなことを知って得するわけではないし、そもそもチョコレートは私たちにとって身近な存在で、ただ食べるだけでも十分幸せになれるものだ。それでも本書を読めば、普段何気なく食べているチョコレートの新たな魅力に気付かされるはずだ。